僕の高校時代からの友人で現在、富山県高岡市金屋町で
お茶の教室を開いている奴がいる。奴ももともとは金属
を専門とする工芸家で、てっきりその道に進むものだと
思っていたのだが、気がつくと立派なお茶の先生をしていた。
お茶(茶道)に何の興味も無かった僕が、茶道具をつくる
きっかけとなったのも奴から依頼(
立礼卓)があったからである。
単純に世界が違うと思っていた僕たちが、依頼を受けたことで
違った茶の湯の世界を見ることができた。
人を招く心、茶の湯の精神さえ忘れなければ誰でも自由に楽しむ
ことができるもの、本来はそういうものだそうだ。
誰もが自由に楽しんで使える道具をつくっていきたいものだ。
茶道家
小泉宗昇 (裏千家)
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