「twin stool」

肝心なところに脚がない、ように思えてしまうのが不思議なスツール

正方形の座面が二つ、頂点で接して「◆◆」とつながった「twin stool」。
名前はスツールですが、片方に腰掛けて片方にお茶や本を置いたり、全体をテーブルとして使ったり、出っ張った柱の角に合わせて飾り台に使ったりと、色々な 使い方を想像させる形をしています。

脚は6本あり、それぞれ各頂点を支えますが、◆◆の接合部には脚がありません。
中心に脚がないので、腰掛けて大丈夫か? と一瞬、不安になります。が、それは目の錯覚。
二つの椅子がつながったのではなく、まず、四つ脚のスツールがあり、その天板に切れ込みが入り、さらにその左右に三角の天板が延長し脚が追加された、と考 えれば、構造の不安は何もないことに気づきます。
もちろん、裏には、貫木(ぬきぎ)がクロスしており、しっかり。

素材はタモ材。全て木製。無駄な要素は無く、先細りの脚が軽やかな印象。



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